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Performance Testing With Jmeter 2.9

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2013年7月に出版されたばかりの JMeter 本を今日はご紹介しようと思います!

JMeter 本という時点でそもそもレア。しかも2.9対応。かなり期待して購入したんですがこれがアタリでした。Amazon での評判もいいみたいです。

Performance Testing With Jmeter 2.9

内容は、

1) パフォーマンステストの基本的な考え方、インストール方法
2) テストのレコーディング方法を例を添えつつ
3) 種々のサブミット方法の対応(checkbox、ファイルアップロード、JSON 等々)
4) Cookie、URL rewriting を含むセッション管理全般
5) プラグインも活用したテスト時のリソースモニタリング
6) 分散テスト
7) 知っとくと便利な事(有益な Tips)

という感じ。記述のバランスもよく、インストール方法も一応説明されてはいるんですが、延々説明されて大ストレスという事も無くコンパクトにまとめてくれています。

必読は 5) と 7)。基本的なモニタリング方法として JMeter 側の統計レポートがいくつかあるわけですが、それしか使ってませんというケースが結構ありませんか?これは勿体ない。

実は JMeter にはアプリサーバやWebサーバの状態をモニタする機能もあって、tomcat や Weblogic の状態監視がテスト中に可能。この機能を利用してやる事でレスポンス時間とサーバパフォーマンスとの相関を一目で確認する事ができます。

さらに、プラグインも合わせて利用する事でサーバ側にエージェントを起動し、サーバ側の CPU 負荷、メモリ、Network I/O、Disk I/O も一元的にモニタできちゃいます。

このあたりの具体的な設定方法についての記載がある本って私はこれしか知らないです。

そして、7)。JMeter ではちょっと何か凝ったシナリオを作ろうとすると変数の難解な命名ルール、そしてそもそもその変数の状態がどうなっているのかわからず、手も足も出ない!という事が起こりがちじゃないですか?でも実はデバッグ用のサンプラも、正規表現テスターも JMeter には用意されていて、それを使う事で変数の状態を確認しながらスクリプトを書くことができます。というか多分これを知らないとスクリプトは書けないと思うんですが、この説明があるのはありがたいです。

最後に難点というか、これは私が期待しすぎなんですが、BSF(Bean Scripting Framework) についての記載があっさりしすぎてて紹介レベルにとどまってます。BSF を使うと Javascript や Java 等々の言語を使って究極に柔軟なポスト処理をできるんですが、使い方がかなり難解なんですよね~。まあこの辺に関しては JMeter のサイトを見てねという事なんだと思います!

という事で、全体的には良書でした。JMeter 屋さんはぜひ。

この記事に関するご意見、ご質問、ご指摘は blog@keis-software.com まで。

 

 

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Performance Testing With Jmeter 2.9
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ではまた!

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