JMeter バージョン 2.10 について
- 2013年12月12日
- CATEGORY- 1. 技術力{技術情報}
こんにちは。
知らないうちにバージョンが上がる事で定評のある JMeter なのですが、2013-10-21 に、2.10 がリリースされましたね。いやー、私は世間には疎いですが、おそらく世間はここ2ヶ月、その話題で持ちきりだったことでしょうね!
でなにが変わったのというところなんですが、結構色々と変わっているんですね。メジャーなバージョンアップと考えていいと思います。UI の改善もあり、普通に使っていても差が感じられるでしょう。
詳細は、こちらがうまくまとめてくれています。
What’s New in Apache JMeter 2.10 Release?
あまりニーズのなさそうな機能の追加もあるのですが、大きな所をこの記事でもご紹介したいと思います。
■ パフォーマンス改善
無制限に負荷をかける際のパフォーマンスが改善されています。一台のマシンで負荷をかけたいが、一台ではかけきれない・・・、となってしまうとテストが一気に面倒になるので、これは朗報と感じる方が多そうです。
合わせて分散テスト自体も改善されています。鬼に金棒です。
■ HTTPS 対応
レコーダの名前が、「HTTP Proxy Server」から、「HTTP(S) Test Script Recorder」に変わりました!HTTPSがらみで発生していた問題はこれでほとんど解決する事が見込まれます。これはやっと改善されたか!というところですね。
■ __urlencode、__urldecode 関数の追加
今までなかったんですけど。これも便利に使えると思います。
■ BeanShell, BSF, JSR223 のスクリプトエディタがカラフルに
一部の人はゴリゴリに活用しているものの、一般的にあまり活用されてないかもしれないこのへんのスクリプティング機能。、ここにきて本腰入れて来たようで、シンタックスがカラフルに表示され、エディタとしての機能が改善されています。これを機会に BSF どうですか?w
さて、注目ポイントを簡単にまとめましたが、いかがでしたでしょうか?ぜひ使ってみてください!
この記事に関するご意見は blog@keis-software.com まで。
【関連記事】
JMeter の利用方法(1) – Ramp-up、スレッド数、ループ回数の誤用
JMeter の利用方法(2) – テスト結果の確認方法
JMeter の利用方法(3) – 負荷テスト中に何を監視するのか?
JMeter の利用方法(4) – タイマによるスループットの制限方法
Performance Testing With Jmeter 2.9
JMeter バージョン 2.10 について
JMeter バージョン 2.11 について
- 2013年12月12日
- CATEGORY- 1. 技術力{技術情報}