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WEBディレクターになる前に考えること


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はじめに、
貴方がWEBディレクターを目指すというなら、私はお勧めしません。
なぜなら、言葉ほど華やかなものでもないし、決して楽なものではないからです。

私は高学歴でも、飛びぬけて優秀でもありませんが、そんな私でも、現場ではとても高く評価してもらえます。2012年から2013年のことですが、私が関わることになったサイトのキャンペーンの数は120本でした。
単純計算でも、年52週で週当たり2.3本作成したことになります。
制作期間を考えると、同時進行で毎日4~5本は対応がありましたが、深夜作業などは、特別な1度しかありませんでした。
(毎回徹夜などしていたら、これほどの本数は、こなせないのです。特別な1度については改めてお話します。)
内容は、単純なものもありますが、常に新しいこころみを模索して試していました。
短期間のものもありましたが、納期遅れはありませんでした。

これがどれほど簡単でないかは、同じ業務を担当される方なら理解できると思います。
ただ、簡単ではないですが、平然とやる事が出来たと思います。
私がなぜこのような事を書こうと思ったかと言うと・・・いろんな方からよく質問をいただいたからです。
「どうやったらスムーズに進行するのか?」「どうやったらうまくいくのか?」
ここでは、今まで私が見つけた技術や経験を示します。

綴ることに、甘い言葉は、ありません。
そして、技術をどう使うかはあなた次第です。

実践したところで、あなたの評価が変るかも私にはわかりません。
ただ、少しだけ、スムーズな仕事ができて、少しだけ心の余裕が生まれるはずです。
3年間これを実践出来れば、あなたには多くの求人があるとおもいます。
この職業難の時代にそんな?と思うかもしれません。
[就職を有利にしたい]と学生さんが殺到する話かも知れません。
でもこれは事実なのです。
冒頭の言葉どうり、イバラの道を進む、あなたの微力となるなら嬉しく思っています。

■そもそもディレクターとは?
いきなり質問で申し訳ないです。
あなたは、希望でディレクターになるのか?役割分担でなるのか?
私には分かりませんが、あなたにとって、ディレクターとはどんなひとですか?

私なりの答えは後述しますがとても重要な事です。
私は「多くの人は自分の思う以上のものにならない」と考えています。もしも、思った以上のものになっていたとしたら、それは、「奇跡」で凡人が期待すべきことではありません。

私は20人規模の小さな会社ではありましたが、制作スタッフ10人の責任者だったことがあります。事務と資金繰り以外が、業務範囲で、採用もその一つでした。
その中でディレクター、デザイナー志望の様々な人とお会いする事がありました。
その時必ずする質問の一つがありました。

それが、「あなたにとって、ディレクター(デザイナー)とはどんなひとですか?」なのです。

これは、どれが正しいかということではなく、いかに真剣に仕事について考えているかがわかる質問です。
カタカナ言葉の「職業イメージ」だけで面談に来る人がたくさんいましたがここが明確にならないと長続きしないのでお引取りいただいていました。

私なりの答えは、「ディレクターとは、目的のために、要・不要を判断して、実行する人」だと思っています。これを中心に捉えると惑う事がなくなりました。

「そんなの当たり前だよ」と簡単に言ってしまうかもしれませんが、理解することと実行することが違うように、単純だからこそ「実行できるか」が重要です。
おいしい料理は知っていても、おいしい料理が作れるかは、別問題なのと一緒だと思います。

ディレクターとは・・・
1つを明確にすると、他の役割も見えてきます。
プロデューサーとは、デザイナーとは・・・・
そうすることで、役割分担やお願いの仕方が変わるはずです。
自分の役割を明確にする事もディレクターへの第一歩だと思います。
あなたなりの答えをとことん突き詰めて考えてみてください。

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