ナイトライダーのナイト2000を作る~ 第3回
- 2014年06月30日
- CATEGORY- 1. 技術力{技術情報}
こんにちは!
早いもので、もうこのシリーズは第3回目を迎えてしまいましたね。
ナイトライダーのナイト2000は主人公のマイケル・ナイトから普段は「キット」という愛称で呼ばれています。これはナイト2000の正式名称である「Knight Industries Two Thousand」の頭文字K.I.T.T.から来てるようですね。
シーズン1のエピソード1か2のどちらか忘れましたが、
キット自身がマイケルと初めて話したときに、自己紹介で「キットと呼んでください」と言ってましたね、確か。。。
さて、この通称キットを作る上で、基本性能をおさらいしておきましょう。
・オートクルーズ
これは今話題の自動走行モードです。
つい最近のニュースでGoogleが公道で自動走行をさせたとか。
世界各国の自動車メーカーもこれに追随するように作ってますね。
まだ試験段階で、各社とも2020年の実用化をめざしているようです。
あと6年ですね。
Googleの車は周囲の映像情報や、位置情報、地図情報などから
どこをどう走ったらいいかを判断しているらしいです。
何でも1秒間に1GBのデータを処理しているとか。。。すごいですね。
すでに実用化されて販売されている車でも、自動走行まではいかなくても、
障害物があったら止まる(とまーるレーダー?)とかを盛んに宣伝していますね。
特に日本では、高齢化により、運転操作を誤って、
事故を起こすケースが近年急増中だとか。
なので、こういった技術は今後どんどん必要とされていくでしょうね。
・ノーマルクルーズ
普通の車と同じく、ドライバーが操縦するモードです。
でも、ナイト2000の凄いところは、ノーマルクルーズモードでも、ドライバーが意識がもうろうとしていると判断すると、自動的にオートクルーズモードになって、絶対に事故を起こしません。
・音声コミュニケーション
人間と同じように、言葉をはなして、人が話した言葉を理解できる。
iPhoneとかiPadのSiriさんみたいなのをもっと高性能にした感じですね。
・コムリンク
マイケルがつけている腕時計みたいなもので、遠隔地からキットと会話ができる。
・自動車電話
コックピット(運転席)に10インチぐらいのモニターが2つついていて、
映像付きで電話ができる。
Skypeとかビデオチャットみたいなもんですね。
・ビデオゲーム
2つあるモニターのどちらかで、ゲームができる。
長距離の移動に、キットに自動走行させ、マイケルは運転せずに
ゲームをやったりする。
・ナイトフラッシャー
ナイト2000の車の前方に赤いランプが左右に動くやつ。
・ターボブースト
とりあえずめちゃくちゃ加速する。ジャンプもできる。
走行方向とは逆方向(バック)もできる。
崖から落ちそうになったとき、ブレーキが効かなくて、
逆方向にターボブーストして助かったことがある。
だいたい、こんなもんですかね。
もっとたくさん機能があるんですが、エピソード毎に優秀なメカニックのお姉さんがパワーアップさたり、機能をかえたりするので、基本はシーズン1のエピソード1あたりの機能をつくります。
自動走行の部分だけでも出来たら会社の株価急騰しちゃいますね!!
さて、そろそろ本題に入りましょうか。
今回はキットの頭脳、Raspberry Pi をネットにつなげてみましょう。
STEP.3-b Raspberry Pi をネットにつなげる(有線LAN編)
モデルBは、有線LANポートがあります
写真の左下部分ですね。
ここにLANケーブルをつなげるだけです!
raspberrypi login:
初期状態では以下を入力すればOKです。
ログインID:pi
raspberrypi login: pi
パスワード:raspberry
Password: raspberry
最後に前回同様、以下のコマンドを入力してください。
startx
このような画面になるので、
インターネット > Midori
をクリックするとブラウザが立ち上がります。
なぜミドリって名前にしたのかはわかりません。。
ご覧のようにブラウザが立ち上がって、あっけなくインターネットにつながりました。
STEP.3-a Raspberry Pi をネットにつなげる(無線LAN編)
問題はこちらなんです。
モデルAは有線LANポートがついてません。
おまけにUSBも1つしかポートがありません。
USBハブをつかって、USBポートを増やして、そこにUSBの無線LANアダプタをつなげてネットにつなげてみましょう。
ただ、注意が必要なのが、Raspberry Pi のUSBポートは電流が100mAほどしか出ないようになっているので、
バスパワー型のUSBハブでは使えません。
以下のようなセルフパワーのUSBハブが必要になります。
U2H-EG4SBK
ELECOM USBハブ USB2.0対応 ACアダプタ付 セルフ・バスパワー両対応 4ポート
箱から出した様子
無線LANのアダプタにも注意が必要です。
Raspberry Pi のOSはRaspbianというDebianをRaspberry Pi 用に最適化したものです。
Windowsに対応していてもRaspberry Pi で使えないものもあります。
また、使えても、ドライバーをインストールしなければいけないとか、いろいろ面倒くさい事がおきたりするので、事前に使えるものを調べてから買いましょう。
私が買ったのは、こちらです。
Logitec 無線LANアダプタ 150Mbps 11n ブラック LAN-W150NU2AB
Amazonの口コミでRaspberry Pi で使えたと書いてあったので、それを信じて買いました。
USBハブに無線LANアダプタとキーボードとマウスをつなげて電源を入れます。
ログインと、startxはモデルBの場合と同じです。
勘の鋭い方はもうお気づきだと思いますが、画面に「Wifi Config」というアイコンがありますね。こちらをダブルクリックすると、wifi(無線LAN)の設定ができます。
Manage Networksタブを開いて、Scanボタンを押しましょう。
電波が届いているアクセスポイントが表示されます。
接続したいアクセスポイントをダブルクリックします。
このような無線LANの設定画面がでてきますので、
PSKってところにパスワードを入力して、Addボタンを押します。
wpa_guiウィンドウに戻るので、Current Statusタブを選択して、
Connectボタンを押します。
StatusがCompletedになっていたら、接続成功です!おめでとうございます!
ご覧の通り、ブラウザでウェブサイトを表示できましたね!
今回は、このへんで!
ではまた!
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