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SOAPUIの便利な使い方①


こんにちは。

ライブに行くのが大好きな藤川です。

スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋。
大好きな音楽を聞いて、汗をかいておいしいビールを飲む。
全部満たしちゃってますね(笑
でも、飲みすぎ食べ過ぎには注意しましょうね。

さて、今回はWebサービスのテストツール「SOAPUI」を紹介したいと思います。
SOPAUIとはWebサービスAPIに対して簡単にリクエストを送ることのできる便利なツールです。

しかし、日本語での説明しているサイトなどは少なく
インストールと簡単な使用方法くらいしか見つけることができません。
私がこのツールを使い始めた際には簡単な使い方しかすることができず苦戦していました。
便利な使い方もできることが最近わかってきましたので少しずつ紹介していきたいと思います。

——————-
【インストール&起動&Project作成】
 特に難しいことはありませんので省略します。
 ※インストール時の任意コンポーネントは不要です。

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【Scriptで動的変数を生成】
Requestを送る際に変数を設定することが多々あるかと思います。

ユーザ作成APIを例にとりますと、まずはusername。
システム的に重複を許さないのが基本ですが、いちいち書き換えて実行するのは面倒ですね。
そこでGroovyScriptで動的に書き換えてしまいましょう。
Javaですので簡単なプログラムで書けます。

SOAPUIの階層は下記になります。
・Project
・TestSuite
・TestCase
・TestStep
img01
TestStepが個々のAPIリクエストを定義しています。

変数を1か所に集めてTestCase内で再利用する場合には
TestCaseのCustomPropertiesに定義します。
img02
この変数をTestStepで参照する場合は
${#TestCase#username}と書きます。

ではusernameにGroovyScriptで変数を入れてみましょう。
img03
randomAlphanumericで乱数を生成しています。
testRunner.testCaseでオブジェトにアクセスできます。
実行階層から登るイメージですね。

続いてTestStepに直接変数を設定する方法です。
img04
getTestStepByName( “UserRegist” )でtestStepのオブジェクトを取得しています。
このオブジェクトに対して値を設定します。

応用すると日付を追加して一意にすることもできます。
img05

このように実行毎に乱数が設定されるようにすることにより
回帰テストなどが少しでも楽になるのではないでしょうか。

 

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