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プロジェクトマネジメントの手法②


こんにちは!先日テンションが上がりすぎて、
部屋でニャンちゅうのものまねを練習していたらお隣さんに壁ドンされました。
中薗と申します_(:3」∠)_
こう言ってはなんですが私のニャンちゅうのものまねは
なかなかのクオリティーの高さだと思っています_(:3」∠)_

さて、今回は、プロジェクトマネジメントにおける最序盤の作業である、
「分析」のフェーズについて話を進めていきたいと思います。

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プロジェクトを成功に導くプランとはどのようなものでしょうか?
それは、プロジェクトの置かれている状況を正確に反映した実効性の高いプラン、のことだと思います。
こう書いてしまうと、「なんだそんな当たり前のことか」という感じですが、
実際にこれを作成するのは非常に困難で、プランと実際のプロジェクトとが
乖離してしまうことのほうがはるかに多いように感じます。
それでは、なぜプロジェクトのプランを立てることはそんなにも難しいのでしょうか?

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新規プロジェクトにおけるプランは、定型業務におけるプランとは大きな違いがあります。
定型業務におけるプランでは、業務内容の規則性や継続性があるため、
業務に携わるメンバーの理解度は自ずと高いものになります。
また、過去に作成された資産を使いまわすことも容易であるため、
実態に即した実効性の高いプランが作成出来ます。

一方、プロジェクトの場合は様相が変わってきます。
一般的な例として、新規性の高いシステム構築のプロジェクトの場合で考えてみます。

プランを策定しようにも、プロジェクト開始段階における成果物(システムの構成要素・ドキュメント類)、
顧客の要件(システムの機能・性能)には不確定な要素が多く含まれています。
そのため、プロジェクトを実際に始動させた後に
どのような変化に晒され、作業内容がどのように変わっていくのかを
全て見通すことは難しいです。

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プロジェクトは本質的に高い不確実性を内包しており、
プロジェクトが進むにつれて、プロジェクトのプランに様々な狂いが生じるのは当然のことです。
にも関わらず、プロジェクトの持つ不確実性を無視し、希望的観測の元で
プランを策定してしまうことが、「実効性の高いプラン」を立てられない大きな原因です。
(たくさんの失敗をしてきた自分への戒めの意味も込めて書いています。。。)

それでは、なぜプランが実態と乖離してしまうのでしょうか?
それを説明するには、「未知事項」と「既知事項」というキーワードが重要となってきます。
次回は、実効性の高いプランを作成する上で重要となる
これらの要素について話を進めていきたいと思います。

それでは、またっ!_(:3」∠)_

 

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