もし将来、生まれ故郷で働けたらいいのに
- 2015年09月28日
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お疲れ様です。松山です。
今回は生まれ故郷に想いを馳せてみたいと思います。
過去の投稿で「大間のマグロ」で有名な本州最北端の青森県大間町出身であることにちょろっと触れましたが、中学2年で上京を決めていた自分としては、
県の有効求人倍率の低さ(私の時代は最悪でした)に加え、その後工業高校電子科へ進学するわけですが、そこでの授業を活かせる求人票は皆無でした。
ですので故郷を出て東京で働くことは仕方ないという思いで何となくやってきました。
ところが数年前、Ruby発祥の地である島根県松江市に何度か出張することがあり、そこで地方とIT事業とのあり方を目の当たりにし、
「自分の故郷も、こうなったらいいのになぁ」
と感じました。中心街の整備された区間と、そうでない自然溢れる区間との景色が故郷と似てることも、こう感じた一因でもありました。
ですが、これを叶えるには色々と課題があります。
①通信インフラの不備
・地元でまともに使えるキャリアはdocomoさんだけ。
・光通信が通せない(数年前の話で今は不明ですが)。
・Wi-Fiはもちろん無理。
②鉄道がない
・まじで。
③IT需要を捻出するまでの過酷な道のり
・これはもぅ、遅れているため時間がかかるのはどうしようもありません。
・松江市のように、行政主体で推進されたい。県知事次第?近年じわじわと動きがある模様。期待!(http://www.aomori-ibz.jp/?p=3779)
・将来IT化が実現されるとして、職にあぶれるであろう人々の雇用をどうするのか。精神論だけを述べると、どなたも漏れなく救われてほしい。
と、決して政治に明るくない自分にも思い浮かぶことが多々あります。そして、その解を現時点では持ち合わせてないっす。
ですので「もし将来、生まれ故郷で働けたらいいのに」と漠然と感じつつも、日々を生きる中でのやりがいに一喜一憂しているのが現状であります。
以前はこのようなことを考えもしなかったのですし、言葉を選ばずに言うと、ある意味で故郷を捨てて出てきたと自覚もしていました。
しかし松江市で感じたことと、歳をとってくるにつれて段々と故郷を心配する意識が芽生えています。
ここまで、故郷に対する思いを綴りました。ただ単に書き殴った形になりさーせん。
【大間町に行ってみようよ!】
皆さん、暑い夏をどう乗り切ったでしょうか。東京では残暑厳しい年もある9月10月ですが、以前はこの期間、長期休暇をコントロール可能なフリーランスの形態を利用し、
避暑目的で豪快な休暇を取り故郷に帰省していました(暑いの超無理なんで・・・)
ただし向こうもそれなりに暑くなりますが、都会のようなヒートアイランド現象は無く、心地よい涼しい風と高くない湿度によって快適指数は高いです。
そして大間町は観光地でもあり、シーズンはマグロの解体showのイベントがあったり、四季を通して定食屋にてマグロ肉を堪能できたりします。
ですので昔っから、観光客をターゲットにした旅館が結構多いのです(素泊まりもあるよ!)
ということで、4年前のものになりますが、当時の写真を織り交ぜて観光案内をしたいと思います。
【陸路か空路か】
上京して間もない頃は、東北人なら上野駅だろという”東北あるある”により、陸路での帰省が主でした。しかし前述の通り本州最北端に直通する鉄道は無く、むつ市というところまでしか通じていません。
そこからはワンマンバスです。このバスは走行距離に応じた従量制課金でして、料金を降車時に支払うというものです。昔、都バスが200円なのを知った松山少年の衝撃と言ったらありませんでした。
で、陸路だと半日以上は持っていかれます。道中の景色は良いものですが、今は空路をお勧めします。
選択肢は青森空港か三沢空港ですが、やはり”通”は函館まで飛んで一泊してからぁーの、青函フェリーでの最北端入りでしょう。
このように函館の某旅館で豪遊して英気を養います。
翌朝、函館の港でハート型の妙なオブジェを発見しました。
接近してみると、このような看板が。
いいですなぁ。が、これを撮影してるのは一人のおっさんです。
付近のお土産店で見かけました。お土産のデファクトスタンダード。
そして函館から出航します。山と雲が織りなす美しい景色にも注目です。何より潮の匂いを感じるのが素敵です。
青函フェリーには、このようにカモメたちが餌を求めて器用にも至近距離まで接近してくれます。
その餌は鮮魚かと思いきや、
なんとこれ。フェリー運営も認めるカモメの餌です(笑)船内の売店にそのような旨の張り紙がありました。
そして、このように餌を与えることができます!写っているのは私の右手です。この直後、カモメちゃんは器用に餌を二本、パクっていきました。
ここで注意事項です!この時、私は大丈夫でしたが、別の観光客が指から血を流していました。自然と動物が相手なので想定内と思うべきです。ここら辺は十分に注意してくださいね!
へーへー。2へーです。自分は観てなかったのですが、どうやらそうらしいです。
そうこうしてる間に実家に到着です。この写真は実家から数十メートル先の風景です。
海、草、山と空。良いですなぁ。
先の写真を撮影した付近にある銅像?です。どうやら大間町は石川啄木さんゆかりの地のようで、私が子供の頃からこの像がありました。
しかし全く手入れがされていません(笑)
そして、先の浜辺から数十メートル移動すると、この標識が。
子供の頃にミニ四駆やタミヤのRCカーを買うために通っていた主要な道路が、上京して数年経って原発のため封鎖されちゃってます。もちろんバイパスはありますけども。
これが大間原発施設です。ちょっと解りにくいので、
別アングルから。この場所は前述の実家から100メートルくらいです。どうでしょう、海抜0メートルであることが問題になっていて、工事は難航しています。
震災後、原発をめぐっての議論は多々ありますが、故郷にそれがあるのとないのとでは意見がだいぶ違ってくるのではないでしょうか。
ここで原発問題をちょめちょめするのは趣旨に反するのでスルーしましょうね。
と言いつつ一言。
自分は故郷にリスクがあると感じてケシカランと思っている派ですが、実際問題として原発マネーにより一時期、町が県内トップのリッチな町になったりもしました(思いは複雑ですが)。
この辺が、自分と原発との距離が近いかどうか、どこか遠くの地方の話だと思っている論評家と意見が合わない大きな壁に思います(実家から数百メートルですよ)
しかも大間原発には、世界でこれまでなかった新しい機構が採用されていて、これに対する実績の無さが不安をより掻き立てます。
(続きはWikiで)
ダークサイドにモードチェンジしそうになったので不安の吐露はここまで。これは快晴時に撮った風景です。右に60度ほど回転すると先ほどの施設があります・・・
水平線の向こうに写る山並みは、函館です。
どうです、美しいでしょ。この季節(と言っても執筆時は8月ですけど)は飛び込みたくなる海に思えませんか。
だけど要注意です。気持ちよく見えて、海に浸かると唇が紫色になるほど水温が低いです(笑)北の人に色白な人が多い理由がわかって頂けたでしょうか(謎)
基本、一部のマニア以外は海水リゾート地ではないかなぁと。危険が伴いますので。
夕方は、このような金曜ロードショー的な一枚が撮れちゃいます。テトラポットは守ってくれてると思うんだけど、景観としては少し残念に感じたものです(海原雄山も怒ってる)。
そして地元グルメ。ここは帰省した際に親子水入らず、おかんと一緒にふらりと立ち寄った定食屋のメニューです。どうですか、お高く感じたのではないでしょうか。
ですけど、大間で食べるマグロというのは、銀座の久兵衛さんに匹敵するか、それ以上の美味ですよ。
否、久兵衛さんで食べた大間マグロは本場と相違なかったけども、物流コストの関係からか割高に思いました。確かに美味かったけども。
前述の「まぐろだけ丼」近辺に居た野良ちゃん。ちょくちょく女将から貰えるマグロの切れっ端を食べてました。
人懐っこかった。
自分は猫好きだけどアレルギー持ってるのでタッチを避けたのですが・・・とても可愛かったです。
最後に大間町観光とは全く関係ない写真です。
4年前の帰省の更に更に前、勝手に実家へ送りつけていたNintendo Wiiの画像です。
キカイに抵抗が無いおかんによって一族が既にme化済みだったところに、自分が画面右中央のmeを作りました。
我ながら超似ている。
以上です。終始ブレていましたが、大間町はいいよ!というのが言いたかったのでありました。
本場のマグロを是非とも味わって頂きたいものです。
それでは、また。
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