KEIS BLOGは株式会社ケイズ・ソフトウェアが運営しています。

KEIS BLOG

心に響くエンジニアの名言を挙げてみた


こんにちは! 最近ようやく東京スカイツリーに行きました。中薗と申します_(:3」∠)_
なんというか、周りがカップルだらけで「私、ここにいていいのだろうか」という、いたたまれない心境になりましたね _(:3」∠)_

えっ、私はだれと行ったかって?

ひとりだよ!!! ひとり!!!!!! _(:3」∠)_←

さて、気を取り直して今回は「エンジニアの名言」にスポットを当て、解説していきたいと思います。
世の中には、名言や格言、そして○○語録と呼ばれるような含蓄のある言葉がたくさんあり、その中にはもちろんエンジニアが語った内容もあります。
著名なITエンジニアの言葉にはエンジニアリングの「本質」を射抜くような鋭い視点が隠されていることが多く、それを学ぶことは大きな意義があるのです。

nakazono01

■「プログラマの美徳は『怠惰』『短気』『傲慢』である」ラリー・ウォール

プログラミング言語Perlの開発者として有名なラリー・ウォール。
そして、彼が発したこの言葉も、プログラマなら知らない者はいないほどに有名なフレーズです。
初めてこのフレーズを読んだ方は、「怠惰で短気で傲慢なことが美徳?意味が分からない」と感じるかもしれません。
しかし、ここにはプログラマとして非常に重要なマインドが隠されているのです。

「怠惰」が意味しているのは、全体の労力を減らすために手間を惜しまないということ。
つまり、「効率化して、無駄な努力や苦労を無くしたほうが賢いじゃん」という発想です。
そして「短気」が意味しているのは、いま抱えている問題点に対して「解決しなければ」という強い意識を持つこと。
これがあることにより、「処理が重たいプログラムを高速化しなくては」「読みづらいソースコードを綺麗にしなくては」という行動が生まれてきます。
最後の「傲慢」とは、自分自身の仕事に対して自尊心を持つということ。
人前に出しても恥ずかしくないものを作ろうとする、職人としてのプライドを意味しています。

こうした考え方を持つことが、本当の意味で聡明なプログラマになるための近道であるということを、この言葉は示唆してくれます。

■「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?」スティーブ・ジョブズ

言わずと知れた、Appleの創設者であるスティーブ・ジョブズの超有名フレーズ。
これはスタンフォード大学の卒業祝賀スピーチで述べられた言葉です。
ジョブズは人生を左右する重大な決断に迫られたとき、常にこの言葉を手がかりとして決断を下してきたのだとか。
お金や地位や名誉など、さまざまな誘惑に心をとらわれてしまう私たち。
けれど本当に大事なことは、「自分が本当にそれをやりたいかどうか」だと教えてくれるようなフレーズです。

■「シンプルであることを保て」ジェームズ・ゴスリン

プログラミング言語Javaの生みの親であるジェームズ・ゴスリンが残した、プログラミングの核心をつく言葉。
プログラムは、その設計が複雑になればなるほど実装が難しくなり、またバグも発生しやすくなります。
シンプルな設計とアルゴリズム、そしてデータ構造を保つことは、何よりも重要な心得と言えるでしょう。

■おわりに

先人の知恵から学ぶことで、私たちはより容易に、そして深く、エンジニアリングに必要なマインドを理解することができます。
最新のIT技術やトレンドを学ぶことも必要ですが、ときにはこういった「考え方」を学ぶことも、より高レベルのエンジニアになるためには必要なのではないでしょうか。

それでは、またっ! _(:3」∠)_

【関連記事】
サーバの冗長化について①
サーバの冗長化について②
ロードバランサについて
負荷試験について
プロトコルについて①
OSI参照モデル①
OSI参照モデル②
OSI参照モデル③
プロジェクトマネジメントの手法①
プロジェクトマネジメントの手法②
プロジェクトマネジメントの手法③
プロジェクトマネジメントの手法④
プロジェクトマネジメントの手法⑤
プロジェクトマネジメントの手法⑥
JavaScriptのテストフレームワーク
プロジェクトマネジメントの手法⑦
プロジェクトマネジメントの手法・最終回
社会人なら身につけたい! ビジネスメールのマナー
デキるビジネスパーソンは取り入れている!? 「朝活」のメリット、デメリットを考える
ポモドーロ・テクニック、始めました