採用情報 Recruit

ルール作りについて

社内ルールが少ないで有名?なケイズ・ソフトウェアです。特に大手企業から転職してきた社員の方は、まずルールの少なさにびっくりするそう。
社内ルール、書類仕事、就業規則など、確かにきちんと整備されていた方がもめ事も少なく社員も安心して働けると認識しています。しかし、それでもなおできるだけ後回しにしています。
就業規則だけは後回しに出来ませんから、しっかり作ってますが、これらの整備には時間もお金もかかります。
リソース(=お金)は有限ですから、ここにお金を費やすよりほかにお金を費やした方が、会社が小さいなら効率が良いと思っているからです。
(大きい組織の場合はそれが通用しないので、ルールに頼る部分が大きくなっていると思います。) イメージとしては「ルール作りは後追い」です。最低限必要なルールが整備されていれば良い。先まわって余計なルールは作らない。
申請書を書くのにいっぱい時間をかけるのはエンジニアも嫌だろうし、私だって一日中ハンコを押しているのは嫌です。

オフィスについて

どこに、どんなオフィスを構えるか。オフィスなんてボロボロでも安い方が、会社のお金が節約できていいっていうのが本音なのですが、会社の顔と考える人も多く、安けりゃいいとも言えないです。
現状は、採用のための道具として考えている部分が大きいです。つまりオフィス費用は採用コストの一部、という事です。
これは特に奇妙な発想では無いはずです。普通です。IT ベンチャーやら、村上ファンドやらがヒルズとかミッドタウンにこぞってオフィスを構えたのは、立派なオフィスで優秀な人材にアピールしようとしてのことだったはずなので・・・。
採用コストの一部と考えれば当然掛けるべきコストは他の手段との兼ね合いになってきます。オフィスに100万かけるのか、求人広告の掲載に100万使うのか、どちらが採用に寄与するか?寄与の度合いが大きいと思われる方に傾斜配分してお金を使えばいいです。

還元と内部留保について

「この会社は売上の大半を社員に還元してくれる良心的な会社」
「この会社はちょっと売上が落ちたらすぐに給料の遅配で、とんでもない会社」

こうやって並べるとすぐにわかる話ですが、これは同じ会社の表裏にすぎません。高還元かつ安定、は成り立ちません。
高還元をうたう会社は少人数で友達同士で起業したような会社に多く、サブプライムローン後、軒並み倒産、遅配等、ボロボロになりました。
いわば、「売上をみんなで山分けしよう」という趣旨の会社です。売上のほとんどを社員に支払ったら、ちょっと売上が滞れば即倒産となるのは当然のことです。ですからそういう会社の社員のかたは、給料はできるだけ貯金して倒産に備えてください。それはそれで否定はしません。アリだと思います。私の考え方と違うだけです。
私はあまり還元には熱心ではありません。バランスです。節約する事には熱心です。出来るだけ節約したい。
売上 - 経費 = 利益(≒内部留保)
いくら売上を上げてたってジャブジャブ使ってしまえばダムに水、たまりません。
やみくもにケチれって言ってるわけではありません。エンジニアが稼いでくれた大切なお金なんだから、費用対効果をよく考えて、エンジニアに胸張って説明できるお金の使い方をしましょうという事です。