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水をぶっかける人たち


こんにちは。

なんかよくわからないタイトルなんですが、社会人て、3種類に分類できるみたいなんですよね。

日常的な職場のシーンでも目にする「水をぶっかける人」。この人たちは、新しいアイデアや挑戦に対して否定的な意見を提示したり、「それは難しい」「失敗するに決まっている」と言ったりします。会議の場では何も提案せず、他人のアイデアに電子的な「水」をぶっかける。


【水をぶっかける人とは何者か】

「水をぶっかける人」とは、簡単に言えば「他人の提案や挑戦を否定し、チームの意欲を下げてしまう人」です。このような人を分類すると・・・

  • リスク指摘型: プロジェクトの失敗の可能性を過剰に指摘し、「それはリスクが大きすぎる」と否定する人。リスク管理は重要ですが、あまりに過度な否定は、チームの挑戦意欲を奪います。
  • 評論家型: 過去の経験を持ち出して「そんなのは前に試した人がいるけど失敗している」と語る人。このタイプの人は、過去の事例を理由に未来の可能性を潰すことが多く、新しい試みの障害になるケースが見られます。
  • 自己保護型: 自分の立場や地位を守るために「現状維持で十分」と主張し、変化に抵抗する人。このタイプの人は、変化を嫌い、現状の安定を最優先するため、新たな挑戦を阻害します。

そうなんですよね。悪いとは言えないんですよ。彼らの言ってる事って、リスク管理とか冷静な判断につながることもあるわけです。でもこれが行き過ぎると、チームの雰囲気を大きく悪化させて、メンバーの意欲を損なう原因になっちゃうよってことなんですね。


【水をぶっかける人が雰囲気を悪くする原因】

🔥 挑戦意欲を削ぐ

他人の提案が一瞬で否定されると、チームメンバーはこのように思うようになります。

「何か言っても否定されるだけだ」「だから何も言わない方がいい」

この思考は、いわゆる心理的安全性の低下を引き起こします。心理的安全性とは、メンバーが自由に意見を出せる雰囲気のことですが、これが失われると、誰も発言しなくなり、最終的には会議が一方的な発表の場になってしまいます。会議の意味半減ですね。

🚫 モチベーションの低下

「水をぶっかける人」の存在は、モチベーションの低下を引き起こします。せっかくの成果や努力が「それは当たり前」と否定されると、メンバーは「どうせ頑張っても評価されない」と考えるようになります。これが繰り返されると、徐々に努力する意味を見失うようになり、パフォーマンスが低下します。チームの意義半減ですね。

⚔️ 対立の増加

否定的な発言が続くと、メンバー同士の対立が増えます。「あの人はいつも批判してばかりだ」という認識が広がると、不満が蓄積し、メンバー間の人間関係が悪化します。このような状況では、チームが一丸となってプロジェクトを進めることが難しくなり、業務効率の低下につながります。会社崩壊ですね。

🚪 イノベーションが生まれにくくなる

水をぶっかける人がいると、アイデアの数が減ります。特に、アイデア出しの初期段階では、完成度の低いアイデアが多く出されるものですが、これを最初から否定されてしまうと、誰も意見を出さなくなります。これが続くと、イノベーションの芽が潰されることになります。全部終わりだー!


【水をぶっかける人への対策】

💡 批判ではなく、提案を求める

否定的な意見を言う人には、「それならどうすればいいと思いますか?」と問いかける。単なる否定ではなく、建設的な提案を引き出すきっかけを作れます。この方法は、代案を求めるスタイルの会議ですね

💬 チームの心理的安全性を高める

チームの心理的安全性を高めるために、メンバーが自由に発言できる環境を整える。批判が続くと、意見が出なくなりますが、「意見を出しても大丈夫だ」という安心感があれば、メンバーは積極的に発言できます。

🔄 役割の明確化

水をぶっかける人が必要な場合もあります。それは、リスク管理の役割が明確化されていない場合。リスク管理の担当者を明確にすれば、誰がリスクを考えるのかが分かるため、他のメンバーが無駄にリスクを語る必要がなくなります。そうすると、他のメンバーは積極的に挑戦的な提案ができるようになるんですよね

🔥 振り切って無視する

ネガティブな人の発言が建設的な意味を持たない場合は、あえて無視することも戦略の一つです。「この人はいつも反対するだけ」と周囲が理解すれば、否定的な発言の影響力が低下します。ムシムシ。


【まとめ】

「水をぶっかける人」がいると、心理的安全性の低下、モチベーションの低下、対立の増加、イノベーションの欠如といった様々な問題が発生します。良い事一個も無いです。これを防ぐためには、代案を求める会話の習慣心理的安全性の向上役割の明確化。これ徹底ですね。

最終的には、ネガティブな批判が建設的な意見に変わる環境を整えることが、チームの雰囲気を大きく改善する鍵になります。

「なるほど、てことは対案は?」。ネガティブな意見には脳髄を通さずにこの言葉が出る会社にしたいですね。