全社員に Claude Code を配りました ― 1つの会話で6万円分を使えてしまいます
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これまでも、開発に関わる社員のうち、それなりの人数が Claude Code を使っていました。今回、業務でそこまで必要としていない社員も含めて、全社員が使えるようにしました。利用料は会社が負担します。
たっぷり使ってください。……と言う前に、実際どれくらい使えてしまうのか、社内の数字をひとつお見せします。
1つの会話で、8,000万トークン
ある作業で、会話を1本終えたときの使用量を集計してみました。合計で約8,000万トークン。このあいだのやり取りは423回、調べものを手分けしたのが25回ありました。これは人が打ち込んだ回数ではありません。ひとつ頼むと、Claude Code が自動で何度も往復します。
金額にすると、約400ドル、日本円でおよそ6万円です。半日から1日、集中して使えば、これくらいは簡単に届きます。
いちばん大きいのは「会話履歴の読み直し」で、全体の48%でした。会話を続けるほど、それまでのやり取りを毎回最初から読み直すことになり、そのぶんが積み上がっていきます。
いっぽう、答えそのもの(回答や説明の文章)は全体の5.5%しかありません。残りは、同じ話を何度も読み直すためと、調べものを手分けするために使われていました。
それでも全員に配る理由
ふつうは「必要な人に必要なだけ」と考えます。実際、Claude Code を毎日使う社員もいれば、担当している仕事の内容からして今すぐには使わない社員もいます。
それでも全員に広げたのは、これから先、Claude Code のようなものを使って仕事をするのが当たり前になると考えているからです。必要になってから配ったのでは、そこから慣れるまでの時間がまるごと遅れます。
使えるようになるまでには、どうしても時間がかかります。何ができて何ができないのか、どう頼めば思ったとおりに動くのか、どこを疑わなければいけないのか。これは説明を読んで分かるものではなく、自分で何度も使ってみて分かっていくものです。
節度ある使い方も、一緒に覚えてください
さきほどの数字を見て「やっぱり使うのを控えよう」となるのが、いちばん困ります。覚えてほしいのは、使う量を減らすことではなく、同じ結果をもっと少ない量で出せるということです。上の内訳は、そのまま節約のしどころになっています。
- 用事が変わったら、新しい会話を始める。ひとつの会話を延々と続けるほど、読み直しの分が増えていきます(48%はここでした)
- 小さな調べものに、手分けの機能を使わない。便利ですが、ひとつ聞くのに何倍もかかります
- 最初に、してほしいことをはっきり書く。やり直しが減れば、そのぶん全部が減ります
使い方の注意
- 返ってきた内容をそのまま信じない。事実の確認が必要なものは自分で裏を取る
- お客様からお預かりしている情報や、社外に出せない情報の扱いには気をつける
- 生成されたコードであっても、責任は書いた人にあります。レビューはこれまでどおり行う
そのうえで、仕事で使えそうな場面があれば遠慮なく使ってください。うまくいかなかったやり方も、共有してもらえると全員の役に立ちます。
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